教会に集う人のつぶやき その1
- 教会員 S さん
- 2016年3月19日
- 読了時間: 2分
初めての広島古市教会ブログへの投稿です。
わたしは四半世紀前、長野から生まれ故郷の広島に戻ってきて、教団の教会を探し、
家族で当教会に通い始めました。
昔から子どもたちの声がひびく空間に寄り添いたいと願っていたことから、
今は、定年後からスイミングスクールのバスドライバーをしています。
子どもたちは、今も昔も本質的には変わっていませんが、それでも今の子に共通して言えることは「忙しすぎる」の一言です。「どうしてそんなに早く大人に成りたがるのか」と。子どもたちの置かれている環境の激変と悪化には、眼を背くことのできない怒りを覚えます。
想えば、長野にいた頃、児童養護施設で寝食を共にする子どもたちを海水浴に連れて行きたい一心で、マイクロバスの寄贈に奔走し、届いた真新しい車を前に、寄ってきた子のひとりがポツリ「海には行くけど、この車で学校には来ないで」と。以来、学校へ向かう施設職員にできるだけ公用車を使わないようお願をしたものでした。
過ぎてきた道なのに、子どもの心の内を想像することにあまりに鈍感な大人、その大人たちがつくる社会が、いかに子どもたちにとって生き辛い社会になっているか、を。
わたしはこれからも「子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(マルコ10-15)の聖句に問いつづけます。
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